コーヒーショップヤマモト 山本次郎さん 

取材・執筆:池田海斗、古賀涼花

コーヒーショップヤマモトは、嵯峨嵐山駅の近くにある喫茶店で、初代オーナーの山本健司さんが開業をしました。今回はご家族とお店のを切り盛りをしている2代目オーナー山本次郎さんにインタビューを行い、右京区やお店の魅力についてお話を伺いました。 

ーまず初めにこのお店を開いたきっかけ、背景について教えてください。

  このお店は1969年創業で、父が初代オーナーであり、現在は私が2代目オーナーとして家族とお店を切り盛りしています。兄がいますが、兄は下鴨の方で姉妹店を営んでいます。

—おすすめのメニューはありますか?

 コーヒーショップということなので、コーヒーはもちろんオススメです。食べ物でいったらカツサンドとフルーツサンドです。カツサンドには特に思い入れがあり、父が「これじゃまだお客さんには出せないなぁ」と言いながら、何度も試行錯誤しながらタレから作っていて、その姿を見て育ちました。フルーツサンドは季節ごとで挟むフルーツを変えていて、例えば夏場はいちごじゃなくてシャインマスカットを入れたりしています。中に入っているフルーツもメロンやオレンジ、黄桃とか結構たくさん入っていて、これもまた自慢の一品です。それから、うちに来てもらったら、ぜひコーヒーゼリーも食べてほしいです。固すぎず、柔らかすぎず、あの絶妙な柔らかさにするのって本当に難しくて、試食しては作っての繰り返しで、時間をかけて完成した一品です。

 —このお店を営む上でのこだわりはありますか?

 こだわりはやっぱり、自分のお店でできる限り手作りで作ることです。サンドイッチのソースや、トマトソース、カツサンドのタレも全部手作りで作っていて、ヤマモト独自の味をお客さんに堪能してもらいたいと思っています。それから、新しいメニューとかも出さずに、父が作り上げた味をそのまま引き継いで、これからもずっとこの味を守りたいと思っています。

—右京区の中での自身のこれまでの役割や貢献はなにかありますか?

 役割や貢献といえるかはわかりませんが、このお店をみんなに愛される憩いの場所にしたいという思いから、このお店を営んできました。お客さんたちとお話しをしたりすることがとても楽しくて、その中で「美味しい」と言ってもらえることは本当に嬉しいことで、お店を営む上でとても楽しみなことなのです。その度に、自分にとってもこのお店は憩いの場だなぁって感じるんですよ。

—右京区のなかで今後このお店をどんな場所にして行きたいですか?

 ありがたいことに常連さんがいて、その常連さんがこれから孫を連れてきて、その孫もいつしか常連客になって、っていうような代々受け継がれていくような場所になれたら素敵だなって思います。そして、これまでもそうであったように、同じように愛される憩いの場所でありたいです。

—国内外の人に知ってもらいたいと思う右京区の魅力は何ですか?

 自然で溢れているというところですかね。それから、お寺や神社もたくさんあるし、その他にも歴史のある建築物もあって、素敵なところだと思います。その中でも特に好きだなぁって思う右京区の場所は北嵯峨の田園風景で、息子たちが小さい時よく散歩につれていったもんですよ。本当に綺麗なところなのです。

—右京区の今後について提案したいことはありますか?

 もっといろんな人に右京区に来て欲しいし、いろんなところを巡ってほしいけど、今の状態の道路じゃ移動がしづらいため、道路の舗装とかにもっと力を入れても良いのではないかと思います。そしたら、より多くの人が右京区にも来やすくなるし、賑わうと思います。

—最後に読者の方へメッセージをお願いします。

 ヤマモト独自の味にこだわったコーヒー、カツサンド、フルーツサンドなど、その他さまざまな自慢の品々をご用意しております!お近くに来られましたら、ぜひお立ち寄りください!

執筆者コメント

 お店に入った瞬間、コーヒーの良い香りに包まれて、店内の雰囲気はどこか懐かしさを感じさせるような素敵な空間でした。店主の山本さんもそのご家族も、とても気さくで温かく、これもお店が愛される1つの理由なのではないかと思いました。そして、右京区に長年住んでいるからこそわかる魅力だったり、風景だったり、まだまだ右京区には素敵な場所があります。より多くの方に右京区の見どころを知ってもらいたいです。

(古賀涼花)

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