京都外国語大学 大槻尊さん 

取材・執筆:池田海斗、古賀涼花

京都外国語大学に在籍する大槻尊さんは現在3回生で、英米語学科に所属しています。右京区に生まれてから21年間右京区に在住しています。今回は、右京区出身だからこそわかる右京区の魅力や見どころについてお話しを伺いました。

—なぜ京都外国語大学に入学しようと決めたのですか?

小学生の頃から英会話教室に通うくらい英語が好きで、高校も英語の教育に力をいれているところに入学しました。また、小さい頃から外国人観光客が多く賑わっている右京区を見て育ったからなのか、英語を学ぶことは必須であると思ったんです。京都外国語大学は右京区にある大学の中で留学生やネイティブの先生が多く、常にいろんな言語が飛び交っている学校です。そこに魅力を感じました。 

—大学生活で1番楽しいことはなんですか?

英語を学ぶ時間はもちろん楽しいです。また、今年になってから遠隔授業も減ってきて、友達との交流も多く、三回生になってやっと大学生をしている実感があります。今年の春学期はカナダに留学していて、日本にいなかったため、二年次の秋学期と今学期を比較して余計そう感じているんだと思います。

—右京区の中で好きな場所はどこですか?

イオンモール五条です。物心ついたときから家族で買い物に行くときにはそこだったので、思い入れがあります。モール内では、家族連れや、学生、お年寄りなど様々な人が買い物を楽しんでいます。大学から自宅までの途中にあるので、現在も近場で服を購入するときはよく利用をしています。それから、有名どころにはなりますが、嵐山も本当に好きです。小さい頃、家族でお団子を買って川沿いで食べたり、人力車にのった思い出があります。

—右京区にある歴史的な場所や有名な場所で、他の人が興味を持つ、特別だと思う場所はどこですか?

嵐山公園だと思います。学校周辺の都会らしさとは違い、京都のもつ独特の雰囲気を味わうことができると思います。風景だけでなく、お団子や八つ橋など食べ歩きもすることができます。地元出身の自分も本当に良い場所だと感じますし、さらに外国人観光客もよく見かけるので、本当に人気の場所です。

—右京区を一言で表すと?

「古いと新しいを両方併せ持った街」だと思います。大学周辺など交通機関や建物が多い地域は発展していますが、嵐山をはじめ、愛宕神社や龍安寺など京都らしさを感じられる場所もたくさんあり、魅力あふれるところだと思います。右京区に限ったことではないと思うのですが、昔の名残で碁盤の目になっている道は昔を思い起こさせるものです。

—右京区の住み心地についてどう思いますか?

外の視点から右京区を見たことがないのもあって、他と比較はできません。ですが、生まれ育ったこの街はとても住み心地が良いと思います。住み心地が良いのは、交通の便が良いことも理由の1つですが、街の雰囲気の心地良さも、そう思う理由だと思います。京都は、条例の関係で建物の高さの規定があり、大阪みたいな高層ビルがないため、”都会感”がなくて、雰囲気が落ち着いているところもとても好きです。

—今後の右京区に提案したいことはありますか?

海外からの観光客が多いため、地域と学校が連携をして、学習する言語を使ってボランティアをするような機会を、もっと学生に与えてくれたらと思います。。嵐山のコロッケ屋さんでバイトをしている友人がいるのですが、そのお店も外国人が多くて英語を使っているそうです。このような所に学生を派遣するような取り組みを考えてほしいと友人と話したことがあります。

—将来の夢や目標はありますか?

外国語大学に入学し、英語を学んだからには、英語を生かした仕事がしたいと思っています。まだ具体的には決まっていませんが、航空業界や英語教育を提供するサービスなどに関心があります。 また、右京区に携わる職業にも関心があり、京都に観光客を呼ぶにあたって、どうすればより多くの方にきてもらうことができるのか、観光業を盛り上げるお仕事も視野に入れています。

執筆者コメント

 尊さんとのインタビューの中で、右京区の魅力を知っただけではなく、尊さんが自分の育った街右京区のことが大好きであるということをとても感じました。また、右京区の住民として、または外大生として、どのように右京区をより良くしていくのか提案の意見もあり、右京区がもっともっと良い街になってほしいと思いました。

(池田海斗)

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